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性行為により感染する性感染症(STD)って一体なに?

2019年09月30日

従来は性行為で感染が拡大するHIV感染症やそれに起因するエイズなどが性病の典型例として認識されてきました。しかし最近では従来の”性病”という概念では対象とする疾患が狭すぎるとの批判を意識してか、”性感染症(STD)”と言う概念で性的接触に起因する感染症を再定義する傾向が強まっています。なぜならクラミジアやヘルペスなどの感染症は必ずしも、狭義の性行為を介在させることなく感染を拡大させるリスクが高いため、従来から性病予防に推奨されていたコンドームを中心にした避妊具の装着だけでは予防するのが困難な側面があるからです。

しかし狭義の性行為、つまり異性間のみならず同性間を含めたセックスだけではなく、性的接触を伴う行為は全て感染するリスクがある事実を注意喚起させる意味合いで新たな疾病概念を再定義する必要が生じてきたと評価することが出来るでしょう。

すなわち性感染症(STD)とは性行為も含めて性的接触により感染する病気のことです。通常の性器の接触による性交だけでなく、オーラルセックスやディープキスなどの性的接触を伴う行為であれば、幅広い原因行為が該当することになるのです。したがって性感染症(STD)には梅毒やHIV・クラミジアやヘルペスなど対象疾患は広範囲に及びます。つまり、従来の性病の範疇では警戒が怠りがちだった咽頭や口腔粘膜についても、性感染症のリスクを想定する必要に迫られるので、従来よりも一層適切に予防に活用することが出来るわけです。具体的事例で言えば、オーラルセックスでも感染が拡大する点に焦点をあてれば、咽頭クラミジアや梅毒性の咽頭炎、性器ヘルペスの口腔感染なども性感染症(STD)の概念で把握することが可能になります。クラミジアでは性器の発赤やかゆみ、性器ヘルペスの範疇では性器の水泡や潰瘍などの症状ばかりがフューチャーされてきました。しかし性感染症(STD)では性器にかぎらずオーラルセックスなどの行為も観察対象に追加されることになるので、従来は口内炎症状として看過されがちだった口腔や咽頭の炎症についても性感染症のリスクを想定することになるので、より適切な治療へのアプローチが容易になり、予防策を検討するにあたってもきめ細かい対策をとることが可能になります。性的接触と言えば性行為に限定されがちで、そのことが適切な予防策の普及を妨げていた要因でしたが、性感染症の概念を明らかにすることで感染予防のための方策をたてることも現実的になったと評価できるでしょう。

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